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歌い方やシマ唄・三線について

元ちとせさんは、”歌い方”と多く検索されています。

2016年1月の、中孝介さんへのインタビュー記事で、歌い方への説明がありました。



元ちとせさんや中孝介さんの奄美大島出身の歌手には、独特の歌い方があります。

ファルセットを使った特徴的な節回しは、奄美に古くから歌い継がれている「奄美シマ唄」と言われている歌唱法です。

元ちとせさんの「ワダツミの木」や中孝介さんの「花」は、シマ唄の歌唱法をポップスに取り入れたものだといいます。


シマ唄の歌唱法は、グィンと言われる独特のコブシとファルセットを多用して歌う奄美民謡で、奄美にしかない歌唱法です。

人によってさまざまな歌い方があり、それがその人の『味』となります。


シマ唄は、もともとは神様に捧げる歌だったそうです。

各集落にノロ神様という神様がいて、村の豊穣を願い、神様に歌を奉納したというのが奄美の起源と言われているそうです。

各集落で毎年旧暦の8月15日に8月踊りという豊年祭が行われていて、そのお祭りでは男女が輪になって太鼓を打ち、歌いながら踊ります。

それが歌になって、後に三線が入ってきて、今のようなスタイルになったと言われているそうです。


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奄美の三線は、沖縄の三線とは異なる楽器なのだそうです。

長さは一緒ですが、三線はニシキヘビの皮を胴に貼るのが伝統で、素材は沖縄と一緒ですが、弦とバチは違うものだといいます。

奄美の三線は、弦は高い音が鳴るように沖縄のものより細いそうです。

バチは、沖縄のものは水牛の角を指にはめて弾きますが、奄美は竹の皮を薄く裂いて割り箸くらいの幅で、それを指に挟んで弾きます。


音色は、奄美の三線は、どちらかというと津軽三味線に近い音色なのだそうです。

旋律は、奄美大島独特のものを持っています。

どちらかというと、琉球音階よりは日本民謡の音階の方が合わせやすく、沖縄の民謡とコラボしようとしても全くできないのだそうです。

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