吉行和子さんの現在
以後も数多くのドラマ、映画に出演。
また、1983年にはエッセイ集『どこまで演れば気がすむの』を出版し、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。
以後も『男はみんなハムレット』『兄・淳之介と私』『老嬢は今日も上機嫌』など多くのエッセイ本を出版するなどエッセイストとしても活躍。
近年も、
『スニッファー 嗅覚捜査官』(16年)
『科捜研の女』(17年)
『執事 西園寺の名推理2』(19年)
などのドラマや、
『東京家族』(13年、日本アカデミー賞優秀主演女優賞)
『思い出のマーニー』(14年、ばあやの声役)
『家族はつらいよ』シリーズ(16年~)
『羊と鋼の森』(18年)
『雪子さんの足音』(19年)
などの映画に数多く出演。
(『東京家族』より)
傘寿(80歳)を過ぎた現在も、女優として第一線で活躍を続けています。
吉行和子さんと冨士眞奈美さん
(上海旅行にて)
吉行和子さんは、プライベートでは冨士眞奈美さん、岸田今日子さんと非常に仲が良いことで有名です。
岸田今日子さんと吉行和子さんは舞台の共演で知り合い、インド旅行を共にして以来の親友でした。
さらに岸田今日子さんと冨士眞奈美さんが2人でやっていた句会に、吉行和子さんが誘われたことがきっかけで、3人が出会うことに。
吉行和子さんは幼い頃から病気の影響もありずっと引っ込み思案だったといいますが、2人のとても楽しそうなおしゃべりに惹かれたのだとか。
岸田今日子さんは2006年に亡くなりますが、それまでは3人でテレビに出演することが多く、その屈託のないトークはとても好評でした。
3人共著で『ここはどこ―時に空飛ぶ三人組』『わたしはだれ?―桜となって踊りけり』を出版するなど、まさにトリオで一心同体だったようですね。
岸田今日子さんが亡くなった後も、吉行和子さんと冨士眞奈美さんのコンビで『ぴったんこカンカン』『徹子の部屋』などのバラエティ番組や、『東京俳句散歩』『吉行和子・冨士眞奈美 おんなふたり 奥の細道 迷い道』などの共著を出版しています。
句会で一緒になってから、30年来の親友だそうですが、ずっと変わらない関係性でこれほど親密でいられ続けるなんて、素敵なことですね。
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