草刈正雄さんの息子長男の転落死
草刈正雄さんの長男は雄士(ゆうし)さんといいます。
雄士さんは1991年3月20日生まれ。2008年にロックバンド、ズットズレテルズのメンバーとして、浜田雅功さんの長男ハマ・オカモトさん、オカモトレイジさんらと活動していました。
2009年に同バンドは解散し、その後はBank Rollを経てソロ活動を続けていました。
しかし、2015年2月14日に渋谷区にあるマンションの7階から転落死します。23歳でした。
そのマンションは、草刈正雄さんの所属事務所があり、雄士さんはそこから転落したのだそうです。
時折事務所に訪れ、一人で泊まり込んでは絵画などの制作活動を行っていたのだそうです。
雄士さんの転落死の真相は薬?障害?
警察の実況見分によると、事故当時、雄士さんは窓辺に腰掛けていたのだそうです。
そして、何らかの理由で転落し、その際、落ちないようにベランダの手すりにしがみつこうとした形跡があったとのことです。
そのため、事件性はなく、自殺でもなく、不幸な事故だったと結論付けられています。また、周囲の関係者も、自殺の可能性を否定していたようです。
事故の原因としては、突風に煽られてしまったのではないか、という説があります。
他には、雄士さんは躁うつ病を患っていて、その薬のせいで意識が朦朧となり、それが転落の引き金になった、などという説もあったようです。
しかし、いずれもあくまで噂レベルの話であり、真相は不明です。いずれにせよ、現場の状況から、雄士さんの自発的な意志によるものではないことは確かなようです。
なお、草刈正雄さんは事故を聞きつけて2時間後に現場に向かい、突っ伏して号泣しながら「何で死んだんだぁ!」と大声で叫ぶ姿が近隣住民に目撃されていたみたいですね。
草刈正雄さんは、雄士さんが子供の頃には、自分の仕事のことで頭が一杯で、あまり面倒を見てやれず良い父親とは言えなかった、と振り返っています。
雄士さんの四十九日には、雄士さんに対して「ごめんな」「許してくれ」「愛しているよ」「ありがとう」の4つの言葉を贈ったのだそうです。
そういったことから、父子の確執の存在と、そこに転落死の原因を求める憶測も出てきたようです。
しかし、やはり憶測は憶測に過ぎず、本当のところは亡くなってしまった雄士さんにしか分からない、というところに落ち着きそうです。
『真田丸』出演の際には、
「(息子が生きていたら)『真田丸』の芝居を『おやじ、良かったよ』って、言うかもしれませんね。男同士ですからね。息子もちゃんと見ていてくれたと思いますよ」
と雄士さんへの想いを口にしています。雄士さんの肉体はもうこの世にありませんが、草刈正雄さんの心にずっと残り続けて、父親のことを応援し続けることでしょうね。
「草刈正雄さんの娘・紅蘭さんと草刈麻有さんについて」に続きます。