森光子さんの遺産は?
これほど東山紀之さんへの強い想いを持ち続けた森光子さん、遺言に
「遺産の一部を東山紀之に譲る」
書き遺したと言われています。
また、ジャニーズの後進の育成のための基金を設立するつもりだった、とも言われているようです。
しかし、実際にこれらの遺言と噂される遺志については、特に実現されたという話は出ていないみたいですね。
森光子さんの遺産総額についてですが、生涯に稼いだ額は25億円にのぼり、遺産総額は20億円とも噂されていたようです。
しかし、実際に蓋を開けてみると、推定評価額5~6000万円の自宅マンション1室しか残っていなかったといいます。
亡くなる直前には、治療費などを捻出するためとして、他に所有していたマンションを約5000万円で売却したと言われています。
そして、その結果としてもお金は残らず、自宅マンションのみが残ったのだそうです。
とすると、森光子さんは亡くなる直前には、ほとんど手元にお金を残していなかったことになります。
これに関して、『婦人公論』2014年8月7日号によると、演出家の石井ふく子さんの証言として、
「いろんな身辺整理をしておこうと思って通帳を見たら、まったく貯金がなかった」
という相談を受け、事情を尋ねると「親族に経理を任せていた」のだそうですが、結局「『失った』お金の行方は、わからずじまい」だったのだとか。
- 森光子さんは順天堂大学病院のVIP御用達の特別病室を利用しており、その費用がかさんだこと(毎月数百万円単位と言われている)、
- また、舞台公演の際には、若手俳優やスタッフたちに多額の謝礼を払ったり、全員の食事代を支払ったりなど、支出もかなり多く、
- さらに個人事務所の経営を担当する親族やスタッフの生活の面倒を見なければならないうえに、
- 2010年からは舞台降板により収入も途絶えてしまった。
これらのことが重なり、森光子さんの最晩年には手元にほとんどお金が残らない状態になってしまったのではないか、と見られているようです。
こういった支出以外にも、これだけの収入なら、税金もスゴいことになるでしょうし、お芝居の世界は、成功した人の持ち出しはかなりのものになる、とはよく言われますから、意外に慎ましく終わるものなのかもしれませんね。
とは言え、お金は残らなくても、森光子さんが後世に遺したものは間違いなく途方もなく偉大なものであることに変わりはありません。
その影響は、森光子さんが亡くなった後も、長く残り続けるのだろうと思います。
以上、森光子さんについてでした。最後までお読みいただきありがとうございました。