近藤サトさんのグレイヘアが素敵!白髪多い理由は?
近藤サトさんと言えば、かつてはフジテレビの看板女子アナとして知られていましたが、近年はそのグレイヘアが注目を集めています。
近藤サトさんがグレイヘアで表に出始めたのは2018年の5月からで、4月くらいまでは事務所から「まだ隠しておいて」と言われていたのだそうです。
その制止を振り切って、50歳を目前にした5月にグレイヘアに。
周りから見たら急激な変化ですので、それは驚きますよね。そんなこともあり、この近藤サトさんのグレイヘアは大きな話題になりました。
男性だと吉川晃司さん、陣内孝則さんなど、グレイヘアはそれより数年ほど前からもてはやされ始めていましたが、女性のグレイヘアがこれほど取り上げられるようになったのは近藤サトさんが最初かもしれません。
そういう意味ではパイオニア、先駆者的存在と言えそうです。
近藤サトさんはいわゆる若白髪で、20代のときにはすでに白髪が生え始めていたといいます。
ちなみに若白髪の原因としては、資生堂の毛髪科学の研究者によると、
【Q1】 若白髪と加齢による白髪の違いって?
【A】 解明されていないので、わかりません「白髪は一般的には加齢によるものなので、なぜ若白髪になるかは不明です」(仲西さん)
■若白髪:【遺伝が原因】両親が若白髪体質なら、その可能性は大
通常、白髪は30代後半辺りから出始めますが、遺伝だと10代からの人も。特に、両親のどちらかが若白髪体質の場合は、白髪になる可能性は大。
とのことで、「医学的には若白髪の原因は不明だが、両親が若白髪体質なら、遺伝の可能性が高い」ということになりそうです。
近藤サトさんは、新入社員時代に周囲から「中途採用」だと思われていたらしく、若い頃からかなり年上に見られがちだったみたいですね。
とは言え、その頃から白髪をそのままにしていたわけではなく、数週間に1度くらいのペースで白髪染めを常用なさっていたのだそうです。
人に見られる仕事ということもあり、少しでも白髪が出たら染めなければならず、もともとアレルギー体質で皮膚が弱いこともあって、近藤サトさんにとっては大きなストレスだったみたいですね。
かと言って、白髪をそのままにしておくのも、それはそれでやはり大きなストレスだったそうで、どちらに転んでもストレスからは逃れられない状態だったようです。
近藤サトさんがグレイヘアに精神的に踏み切ったきっかけは東日本大震災
そんな近藤サトさんが、ついに白髪染めを辞めることを決意した直接のきっかけは、東日本大震災だったといいます。
震災後、防災グッズを整理している時に、白髪染めもバッグに入れようとして、「これっておかしくないか?」とふと思ったのだそうです。
震災が起きたときに、防災グッズに白髪染めを入れようとして、なんて自分は器の小さな人間なんだろう…と。髪を染めなくちゃと追われている自分は、若さという表面的なことに抗っているのではないか。それは自分にとって無理のある価値観だから、抗うのはやめよう…と思ったんです。
やはりアンチエイジングは時代の流れのようですね。近藤サトさんもその観念に囚われていたところが、東日本大震災をきっかけについに吹っ切れた、ということのようです。
ただ、事務所の社長からは「60歳まではやめろ」と釘を刺されていたこともあり、すぐにとはいかなかったみたいですね。
それでもずっと「年齢に抗わない、自然体で」と思い続けており、それをついに行動に移したのが2018年5月ということなのでしょうね。
この「グレイヘア」は大きな反響を巻き起こし、2018年の流行語大賞にノミネートされるなど、テレビや雑誌などのメディアで広く取り上げられるようになりました。
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