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芳村真理さんと三島由紀夫さんの関係は?

芳村真理さんと三島由紀夫さんの関係が話題のようです。

昭和を代表する大文豪と関係があったなんて、とても意外ですが、どうやら雑誌の対談で知り合ったみたいですね。

どうやら、芳村真理さんによると、三島由紀夫さんは大のUFO好きだったのだそうです。

そしてある時、「一緒にUFOを見に行かないか」と誘われたことがあったのだとか。

それで、UFOがよく出没するという噂の浜離宮に行ったところ、三島由紀夫さんがUFOを召喚するための呪文のようなものを唱え始めたのだそうです。

結局、残念ながら?UFOは現れなかったようです。

三島由紀夫さんとUFOなんて、あまりにもかけ離れていて、こういう話を聞くと、「芳村真理さんを誘うための口実だった?」なんて勘ぐってしまいそうです。

しかし、実際には三島由紀夫さんは一時期、「日本空飛ぶ円盤研究会」に入会していたこともあるくらい、ガチでUFOにハマっていたようです。

そして、その影響のもと、1962年には『美しい星』という、三島作品としては異端のSFを著しています。

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ちなみに、当時は世界的にUFOがブームだったらしく、「日本空飛ぶ円盤研究会」は太平洋戦争のときに日本陸軍航空隊でレーダー装備を担当していた荒井欣一さんが中心になって設立。

同研究会には三島由紀夫さんだけでなく、作家の石原慎太郎さんや星新一さんのほか、作曲家の黛敏郎さん、宇宙工学者の糸川英夫さんなどが名を連ねていました。

糸川英夫さんは、ペンシルロケット開発者として知られており、また小惑星探査機「はやぶさ」の帰還で話題になった小惑星「イトカワ」にその名を残しています。

現代の感覚だと「UFO=オカルト」とする人が少なくないと思われますが、当時は大真面目に科学技術の関心の対象になっていたことがうかがえます。

戦後の冷戦による米ソの軍事開発競争という時代背景もあったのかもしれませんね。

芳村真理さんのエピソードの断片だけを聞くと、単なる面白いこぼれ話ですが、その背景には、その当時の時代の空気のようなものがうかがえて、とても興味深いですよね。

以上、芳村真理さんについてでした。最後までお読み頂きありがとうございました。