萩本欽一さんの大学生活はなぜこんなにユニークなのか?
そもそもこんなユニーク過ぎる大学生活を送るのは、萩本欽一さん独自のスタンスがあるみたいです。
「遠回りするのが好き」
「石の上にも5年」
「一歩どころか二歩下がったところから頑張る」
という、コメディアン時代に培ってきた姿勢が、学生生活においても一貫して貫かれています。また、
「正しいことよりも、誰もできないことをすることに意味がある」
という萩本欽一さん一流の反骨精神も底流にあるのかもしれません。
ある就職活動中の4年生が就職が決まらず、落ち込んでいるのに対して、
「名人と呼ばれる人でも、最初からやりたくてやった人はほとんどいなかった」
「経験上、その仕事が好きで始めた人よりも、好きじゃない仕事を好きになった人の方が、幸せだって言っている確率が高いと感じる」
と伝えたところ、その学生は「就職の幅が広がった」と感謝してくれた、というエピソードがあったといいます。
これは萩本欽一さんご自身のことでもあるみたいですね。
萩本欽一さんも、コメディアンは必ずしも最初から好きで始めたわけではなく、「母親を大きな家に住まわせてあげたい」から「有名になってお金を稼ごう」という動機が大きかったといいます。
そういうわけで、修行時代に培ったスタンスというのが、上で挙げた「石の上にも5年」「二歩下がって~」というものでした。
まさに「急がば回れ」ということですね。萩本欽一さんのこれらの言葉はとても含蓄があり、まさに経験と知恵の結晶と言えます。
そんな萩本欽一さん、今後の大学生活について、
「自分以上に大学生活を楽しんでいる人はいない、と思える大学生活を過ごす」
と抱負を述べています。
修業年限ぎりぎりの8年かけるつもりだそうですから、卒業はまだまだ先になりそうですが、その間に、さらに面白いもの、興味深いものを私たちの前に示し続けてくれそうですね。
以上、萩本欽一さんについてでした!