萩本欽一さんが大学入学!
萩本欽一さんは、2015年4月、73歳のときに駒沢大学仏教学部に入学したことが話題になりました。
萩本欽一さんは駒込高等学校を卒業後、大学に進学せずにコメディアンの道へ進みました。
もともと萩本家は裕福でしたが、父親の会社が倒産してからは極貧生活を送り、大学進学を断念せざるを得ませんでした。
母親はずっとそのことを気にしており、萩本欽一さんによると、この大学入学は母親の夢でもあったのだそうです。
と言っても、母親の夢をかなえるためだけに大学に行ったのではなく、やはり萩本欽一さん一流のチャレンジ精神というのが一番大きかったみたいですね。
社会人特別入試枠で願書を提出したところ、大学側から「無理なさらなくても、推薦という方法もあります」と打診されたそうですが、
「僕は、学校に入りたいから受験するんじゃない。挑戦がしたいだけなんです」
と突っぱねたといいます。
萩本欽一さんの学生生活
実際に、入学後の講義の受け方が、一般的な大学生と全然違っていて、一年目は授業には休まず出席するものの、試験だけは受けなかったのだそうです。
それには、いくつか理由があったみたいですね。
最初は講義に出ても何をすればいいか分からず、先生の話のオチはどうなるのか、ということを考えていたり、授業から脱線した余談ばかりメモしていたのだそうです。
半年くらい経ってようやく「黒板に書かれたことが試験に出る」と理解したのだとか。
一般的な高校生活を送って、大学に入学してきた人には想像もつかない話ですよね(^_^;)
また、学ぶほどに学問の面白さ、そして難しさを知るようになり、「1年でクリアーというのは学問に失礼」と、同じ授業を2年目も受けたりしていたのだそうです。
そんなわけで、萩本欽一さんの卒業について関心のある人が多いようですが、本人は8年間かけて大学生活を楽しむつもりでいるらしいですね。
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