鯖専門店の「鯖や」「SABAR」を経営する右田孝宣(みぎたたかのぶ)さん。

今では鯖の魅力を世界に発信する立場ですが、かつては魚嫌いだったとか。

そんな右田孝宣さんの妻や家族、経歴について興味があったので調べてみました。

広告

右田孝宣さんのプロフィール

migitatakanobu

名前:右田孝宣(みぎた・たかのぶ)
職業:鯖寿司専門店「鯖や」、鯖料理専門店「SABAR」代表取締役
生年月日:1974年大阪府生まれ

右田孝宣さんは、子供の頃はやんちゃで、勉強があまりできなかったそうです。

高校では一度留年も経験し、退学も考えたそうですがなんとか卒業。

その後、魚屋で働くことになったそうですが、ご本人は大の魚嫌いだったそうです。

それでも日々仕事で接しているうちに魚のことを好きになり、学生時代とは打って変わって真面目な職業人に更生?したのだとか。

その後、ワーホリでオーストラリアに行き、回転寿司屋に就職。猛烈に働いて、支社長の座をオファーされるほどの経営の実力を身に付けました。

しかし、自分の居るべき場所は日本だと感じていた右田孝宣さんはそれを断り、帰国。

その後、魚からは離れ、保険の営業などを転々としますが、どれもうまくいかず。

原点に立ち戻ろう、と奥さんと二人で、魚を扱う小さな居酒屋を開業したところ、大繁盛。

特にサバ料理が大好評だったそうで、「サバが行ける!」と確信した右田孝宣さんは、ついに前代未聞のサバ専門店「鯖や」を開店するに至ります。

特に、「とろ鯖」と呼ばれる、特別な鯖を目玉にして、徹底して鯖にこだわり、鯖に特化して、海外展開も視野に入れ、精力的に行動し続けています。

とろ鯖

とろ鯖とは、鯖の中でも脂質を21%以上含むものを特に指して呼ぶものです。

寒流に揉まれた鯖ほど脂が乗るため、主に北の海で採れます。

代表的なものは青森県八戸の近海で採れる八戸前沖鯖ですが、漁獲高がとにかく少ないため、大都市圏の市場などに出回ることはあまりないようです。

そのため、品質はとても良いものの、大分県佐賀関の関サバなど他のブランド鯖に比べ知名度が低いのが課題となっています。

右田孝宣さんの今後の頑張りに期待ですよね。

広告

右田孝宣さんの成功の秘訣。妻の支え

さて、上のような簡単な経歴の中にも、成功するヒントがたくさん隠されていますよね。

まず、「魚を好きになること」

嫌いだった魚も、仕事で接しているうちに好きになる。

自分の扱っている商品に惚れ込む、仕事を好きになる、というのは、優れたビジネスマンに必須の資質ですよね。

そして、「とにかくがむしゃらに働く」

オーストラリアでは、学生時代とは別人のように真面目に、猛烈に働き、経営者としての力量を身に付けています。

こういう修行時代、下積みが、成功には絶対に欠かせません。

さらに、「原点に立ち帰る」

積み上げたものを一旦リセットして、他の仕事をやってもうまくいかなかった右田孝宣さん。

悩んで、原点に立ち戻ったのが成功のきっかけでした。

そういう寄り道をしたからこそ、原点のかけがえなさに気付いたということもあるでしょうね。

また、奥さんの協力や理解も重要な要素です。

これらの要因がすべて味方して、一点に凝縮した上に、現在の右田孝宣さんの成功があるのだろうと思います。

クラウドファンディングによる資金調達だとか、鯖一本に徹底して絞るとか、こういった戦略も、すべてこれらの土台があった上で自然に出てきたアイデアのはずです。

説得力のあるビジョンを語れなければ、クラウドファンディングでお金が集まることはありません。

また、魚というものは、非常に奥が深いものでしょうから、あれもこれも手を出したのでは、中小企業は大手に太刀打ちできないでしょう。

さらに、右田孝宣さんはメディアからの「なぜ鯖なのか?」の問いに、「たまたまです。もし最初に鮭に巡り会っていたら、鮭を扱っていたでしょう」と答えています。

こだわりのなさ、とも言えますが、経営者としては徹底的にこだわっている姿勢だとも言えます。

とにかく右田孝宣さんの考え方や行動は、中小の経営者や、これから起業しようと考えている人にはたくさんのヒントが転がっていると思います。

今後も注目の人物、目が離せない人です。

以上、右田孝宣さんについてでした。