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城戸真亜子さんと姑/義母の介護、そして南千住についてです。

城戸真亜子さんと姑の介護

城戸真亜子さんの姑さんは、1922年生まれ。

茶道や華道の免状を持ち、礼儀正しく、着物姿の似合う教養人でした。

しかし、早くに認知症が進み、一人で着替えもできない状態になってしまったそうです。

当初はその夫(城戸真亜子さんの舅・義父)が介護をしていたそうですが、2004年に義父が入院したことをきっかけに、城戸真亜子さんが介護のために義母との同居を始めます。

城戸真亜子さんは当初は困惑しましたが、すぐに気持ちを切り替え、介護生活にワクワクや楽しさを持ち込むことを決意。

言葉で説明しても理解できない義母のために「トイレ」「風呂」など大きく書いたメモを貼ったり、義母に忘れた出来事を思い出してもらうために、楽しい絵日記をつけ始めました。

ちなみに、その絵日記はまとめられ、現在書籍として出版されており、反響を呼びました。

ほんわか介護―私から母へありがとう絵日記
ほんわか介護―私から母へありがとう絵日記

この本の書き出しは、

「眠れなかった理由は、決して認知症の母に困惑してしまったからではない。これからはじまる新たな生活を前にやる気マンマン、興奮して眠れなかったのだ」

とのことで、楽しいことが大好きな城戸真亜子さんらしいものになっています。

めんどくさい、大変、と思うのではなく、楽しむ。

その姿勢は一貫していて、貼り紙や絵日記などのアイデアも、その観点から生まれてきたものだそうです。

他にも、朝に起きてくれない義母を蒸しタオルで清拭すると、気持ちよく起きてもらえるようになった、嫌がっていた老人用のおむつにも、義母の名前を刺繍すると穿いてくれるようになった、など、「楽しんでもらう/楽しむ」「喜んでもらう/喜ぶ」ための介護の工夫を凝らしているのだそうです。

今後、介護がますます大きな問題になっていくでしょうが、この城戸真亜子さんのスタンスは、私たちに大きなヒント、そして勇気を与えてくれるかもしれませんね。

城戸真亜子さんの現在。南千住。

現在、城戸真亜子さんは東京都の荒川区南千住に住居とアトリエを構えているとのことです。

城戸真亜子さんは荒川区の観光大使を務めており、地元のマンションの敷地に自らのデザインしたオブジェを提供したりしています。

こちらの荒川区公式ホームページに写真が掲載されています。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/kanko/kankojoho/spot/minamisenjuchiiki/ribahabukoto.html

可愛らしくてユニークで、城戸真亜子さんの人柄がよく表れていますよね。

荒川区の観光スポットにもなっており、地元の人も誇りにしているのだそうですよ。

美人で優しくて、芸術的才能にも恵まれているなんて、本当にスゴい人ですよね。

以上、城戸真亜子さんについてでした!

追記:介護絵日記の続編が出たようですね。とても優しくて、楽になったという声が多いようで、こちらも素敵な作品となっています。