小鴨由水さんのその後。結婚、夫と子供
バルセロナ五輪では振るわず、極度のプレッシャーと心ないバッシングに疲れ果てた小鴨由水さん。
その後はどうなったのでしょうか。
バルセロナ五輪で、競技選手としては燃え尽き、表舞台からは姿を消したかに見えましたが、走ることそのものは大好きで、辞めてしまうことはありませんでした。
小鴨由水さんは、現在福岡県に在住しています。
引退後は、1994年に京都の龍谷大短大に入学し、卒業後、福岡市の百貨店・岩田屋の陸上部に入り、1999年に廃部するまで所属しました。
1998年に結婚し、2016年現在、中3と小5の男の子の母親となっています。
2011年に離婚し、それ以後も子供を交えて元家族として時々会っていたそうですが、その元夫が2014年に病気で亡くなってしまい、小鴨由水さんはシングルマザーとなりました。
小鴨由水さんの現在
それは小鴨由水さんにとって、とてもつらい時期でしたが、何とか立ち直り、現在は西日本短期大学の健康スポーツコミュニケーション学科の非常勤講師として、駅伝部の監督をなさっています。
また、臨時職員として福岡市障がい者スポーツセンターの運動指導員を月2回、福岡大学公開講座「ホノルルマラソンを完走しよう!」の講師を月1回なさっています。
他には、小学生や知的障がい者たちを対象に、ボランティアに近い形で走ることを教えているようです。
ただ、これだけでは女手一つで二人の子供を養っていけないので、フコク生命の営業レディーもなさっているそうです。
走るのを教える仕事は、なかなかお金にならず、生命保険の営業との両立が大変のようです。
しかし、それでも、小鴨由水さんは、行き場を失っていたところを、福岡の岩田屋の陸上部に拾ってもらったことを今でも感謝していて、今後も福岡の陸上の発展に尽くしたいと考えているようです。
勝つことのプレッシャーから解放されて、現在では走ることを心から楽しめるようになっているのでしょうね。
小鴨由水さんの教え子の中から、将来の五輪メダリストが出てきたら、素敵ですよね。
以上、小鴨由水さんについてでした!