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生瀬勝久さんと上岡龍太郎さんのトラブル説2:大阪の歩兵第8連隊は弱いという風評に対して

2つ目は、大日本帝国陸軍の歩兵第8連隊に関する「弱兵」という風説に関するものです。

かつて「またも負けたか八連隊、それでは勲章九連隊」(勲章くれん(もらえない)に掛けている)という里謡があったそうです。

非常に有名な里謡だったらしく、司馬遼太郎さんや石原慎太郎さんなど、多くの知識人が言及していたことで知られています。

問題は、この歩兵第8連隊は大阪に本拠をおく部隊で、この里謡自体が「大阪の兵隊は弱い」という一種の風評被害を生み出してしまうということがあったのだそうです。

実際には、同連隊は明治初期からある古参の連隊で、数多くの戦役で勝利を収めており、その見方は当たらないとも言われています。

いずれにせよ、大阪の歩兵第8連隊にはそのような風評が立ってしまっており、そのことについて生瀬勝久さんが依頼を受けて調査したことがあったようです。

しかし、その調査結果について、上岡龍太郎さんが、

「徴兵されて無理やり戦争をさせられた一般市民が弱くてなぜ悪いのか」

と指摘して収録を中止。

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収録を中止したほどですから、上岡龍太郎さんの不興を大いに買ったことが想像できます。

この口ぶりから察するに、もしかしたら探偵の調査結果で「やはり大阪の第8連隊は弱かった」という結論を出してしまったのかもしれません。

繰り返しになりますが、実際には、第8連隊は西南戦争や日露戦争など数多くの戦役で大活躍しており、「弱兵」のそしりはいわれのない風評被害であるとも言われています。

いずれにせよ、この事態を重く見た番組サイドの意向などが働いて、生瀬勝久さんは降板となったのだそうです。

2つの説とも、戦争に関する放送回である点が共通していますが、上岡龍太郎さんの逆鱗に触れたポイントはだいぶ異なります。上岡龍太郎さんの人物に対する見方もだいぶ変わってきますね。

なお、上岡龍太郎さんが収録中に共演者を罵倒することはよくあったそうで、生瀬勝久さん以外にも、松尾貴史さんや久本雅美さんなども過去にその対象となったのだそうです。

以上、生瀬勝久さんについてでした。最後までお読み頂きありがとうございました。