がっちりマンデーに登場の足立隆則さんが館長を務める足立美術館ですが、横山大観をはじめとする近代日本画や日本庭園で、海外では非常に評価が高いようです。

また、創立者の足立全康氏にも興味があったので調べてみました。

足立美術館と創立者・足立全康氏

足立美術館は、島根県安来市古川町にある私立美術館で、横山大観をはじめとする日本画、そしてとりわけその広大で美しい日本庭園で知られています。

アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園部門で、13年連続1位という快挙を成し遂げました。

16万5千平方キロメートルという広大な敷地に無数に生えている、ツツジやカエデなどの木々の一本一本に至るまで、徹底して保守・管理が行き届いており、その労力にはすさまじいものがありますが、その不断の努力が実を結んだ結果と言えます。

その精神は、現館長の足立隆則さんの祖父、足立全康さんに始まります。

19世紀末に生まれた足立全康さんは木炭運びから事業を始めた実業家で、戦争中には需要を見極めて、安来市広瀬に株式会社出雲刀剣を設立し、陸軍に軍刀を納めます。

戦争後は、軍刀製作から足を洗い、次に出会ったのが横山大観の絵でした。

感動した足立全康さんは横山大観の絵を収集し、1970年、71歳のときに足立美術館を立ち上げます。

その時に足立全康さんがこだわったのが、コレクションもそうですが、後に有名になる日本庭園でした。

借景となる背後の山々は、足立全康さんが木炭運びをしていた頃と変わらず、炭焼き用の落葉樹のままで、そのため、四季の変化による彩りが鮮やかなのです。

そして、庭園そのものには、軍刀づくりの時に培われた職人精神で、良い物を作り、維持するという姿勢が徹底されました。

その精神は設立から40年以上経つ現在でも受け継がれていて、今も非常に高く評価されています。

足立隆則さんについて

足立隆則さんは、足立美術館の3代目館長です。

足立隆則さんの基本的な経営方針は、創業者である祖父・足立全康さんの精神を愚直なまでに受け継ぐ、ということに尽きるようです。

祖父である足立全康さんに対する想いは崇敬に近いものがあり、「おじいさんの言うとおりにやっていたら間違いない」が口癖なのだそうです。

子供の頃は、祖父が恐くて近寄れなかったのだそうですよ。

足立隆則さんには、妹さんがいらっしゃって、とても仲がよく、現在では妹さんも経営に参画しているようです。

会社が長く栄えるかどうかは、創業者の精神がいかに廃れることなく、血が通った状態で受け継がれているかに尽きる、ということかもしれませんね。

以上、足立美術館と足立隆則さん、そして創業者の足立全康氏についてでした!