ザ・ノンフィクション~不幸の履歴書~に石井夏喜(いしいなつき)さんが登場します。

アポロの芸名で、ダンスに芝居に打ち込む石井夏喜さんでしたが、性同一性障害にずっと苦しみ続け、性別適合手術を受けた過去があります。

その石井夏喜(アポロ)さんの経歴出身などプロフィール、そしてアポロとして所属する劇団や公演日程について興味があったので調べてみました。

石井夏喜さんのプロフィール

ishiinatsuki

名前:石井夏喜(いしい・なつき)
芸名:アポロ
出身地:千葉県
生年月日:1986年7月2日
身長:159センチ
体重:60キロ
学歴:東放ミュージックカレッジ・ヴォーカリスト科卒業
所属:浅草ワハハ本舗・娯楽座(2014年~)

石井夏喜さんは、1986年千葉県生まれ。

女性として生まれましたが、幼少の頃より、心と体の不一致、いわゆる性同一性障害に悩まされてきました。

そして2014年のこと、自分らしく生きたい、と強く願った石井夏喜さんは、アポロ(芸名)として、芝居とダンスの世界に飛び込むことを決意し、浅草ワハハ本舗の娯楽座に入団します。

そして、あえて多くの人の目に自分の姿をさらすことで、自分自身の殻を破ろうともがき続けています。

浅草ワハハ本舗・娯楽座とは

浅草ワハハ本舗と言えば、あの久本雅美さんや柴田理恵さんの所属する劇団として有名です。

ワハハ本舗主宰者の喰始(たべ・はじめ)さんによると、娯楽座とは、

大衆演劇をモチーフにした新しい大衆演劇。名付けて劇団『娯楽座』。いろんな曲が出てきて、いろんなダンスがあり、 いろんな笑いがあって、涙なくしては見れないエンターテインメント。

とのことです。公式紹介動画はこちらです。

2014年に立ち上げたばかりとのことで、本当にごく若い集団です。

石井夏喜(アポロ)さんの入団も2014年とのことですので、まだ年数は浅いですが、創設時からのメンバーということになりますね。

ワハハ本舗の公演情報

現在ワハハ本舗では、劇団の全体公演「ラスト」3部作を実施しています。

2013年に「ラスト」、そして2016年に「ラスト2」が公演され、2017年の「ラスト3」で、この全体公演は幕を閉じるとのことです。

2016年の「ラスト2」には石井夏喜(アポロ)さんも出演します。

2016年「ラスト2」の日程は、5月8日~5月15日に東京国際フォーラム・ホールCでの公演を皮切りに、5月から7月にかけて、大阪・北海道・新潟・宮城・福島・山形・長野・富山・熊本・福岡・愛知・静岡の各地で巡回公演が行われます。

詳しくはこちらをご覧ください(掲載期間は2016年7月16日まで)。
http://tickets.yahoo.co.jp/special/wahaha/

不幸の履歴書

ザ・ノンフィクションでは「不幸の履歴書」というサブタイトルが付いています。

実は、ワハハ本舗では「自己紹介」のことをこう呼ぶのだそうです。名付け親は、ワハハ本舗を主宰する喰始(たべ・はじめ)さんで、

「自分の身の上に起きた不幸な出来事だけで履歴書を作り、発表する」

という劇団員のワークショップのことを指すのだとか。

なぜこんなことをするのか?

喰始さんによれば、「『ない』は『ある』をつかむ絶好のチャンス」「不幸は幸福の始まり」なのだそうです。

徹底して自分の不幸や、「自分には何もない」という感覚を自覚することによって、そこに活路や光を見出すことができる、ということなのでしょうか。

自分自身のネガティブな状態というのは、ただ単にぼんやり感じていて、「不幸だ、苦しい」と言っているだけでは改善しない。

つらくても、自分の現状をつぶさに観察し、徹底的に冷徹な目で自分を客観視することで、はじめてその状態からの脱却のヒントを得ることができる、といったところでしょうか。

ただ、それをシリアスにやってしまうと、心の弱い人は耐えられないかもしれません。

そこで、喰始さんは、そんな「不幸」を「履歴書」として、徹底的に笑いに変えます。

たとえば、「私は1歳で母に捨てられ、2歳で父に捨てられ、養護施設で育ち、5歳で今の両親に引き取られました。その時から私の不幸が始まったのです」という自己紹介があったそうです。

書き言葉だと伝わりにくいですが、「母に捨てられた時点ですでに不幸だろう!」というツッコミが入って、現場に居合わせた人は大爆笑だったそうです。

この話を聞いて、なるほどなと思いました。

自分では大きな不幸だと思っていても、他人が聞くと大したことない、ということは往々にしてあります。

ずいぶん覚悟して、やっとの思いで、自分のつらい、苦しい過去を告白したところ、「なんだそんなことか」といった顔をされてしまう。

その反応に愕然とするかもしれませんが、それと同時に、実は大したことないんだ、ということに自分自身が気付き、心が軽くなる、という作用もあるようです。

おそらく喰始さんも、そのような効果に気づいているのでしょうね。

また、喜劇は、自分自身を客観視して、自分自身の不遇さを笑いに変えるという要素もありますので、そのための訓練という意味もあるかもしれません。

いずれにしても、目からうろこの、斬新なアイデアだな、と思いました。

石井夏喜(アポロ)さんも、この「不幸の履歴書」ワークショップで、だいぶ救われたところもあったでしょうね。

アポロさんの演じる姿

最後に、アポロさんが舞台で演じている姿がYouTubeにアップされていたので、ご覧ください。

客席ばかりでなく、共演者からも笑いが漏れてますね^^;

自分の内面にマイノリティとしての苦悩を抱えながら、これほど人を笑わせられるのはすごいことだと思います。

石井夏喜(アポロ)さんは今後どのように成長していくのでしょうか。

今後もとても楽しみな役者さんですね。

以上、石井夏喜(アポロ)さんについてでした。

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