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奥村チヨさんの結婚。旦那は浜圭介さん

奥村チヨさんは1974年に作曲家の浜圭介さんと結婚しています。

浜圭介さんは奥村チヨさんの「恋3部作」からの路線転換のきっかけとなる1971年のヒット曲『終着駅』の作曲家です。

浜圭介さんは1946年旧満州(中国)生まれ。

1964年に歌手デビューを果たしましたが、ヒット曲に恵まれず、68年から浜圭介のペンネームで作曲家として楽曲提供を始めます。

しかし、作曲家としてもヒット曲を出すことができずにいたようです。

そんな中、気分転換に訪れたアメリカのホテルの窓ガラスから見える、物悲しい夜景にインスピレーションを得て書き上げたのが『終着駅』だったといいます。

この『終着駅』は、それまでのコケティッシュ路線に限界を感じていた奥村チヨさんと、ヒット曲が出せずに行き詰まっていた浜圭介さんにとって、起死回生とも言える大傑作だったようです。

この楽曲が運命的な出会いにつながり、2人は結婚。

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奥村チヨさんと浜圭介さんの交際に至ったきっかけ

2人の馴れ初めについてですが、仕事仲間だったものの、当初から恋仲というわけではなかったようです。

2017年1月18日放送の『徹子の部屋』に夫婦で出演なさったときに、浜圭介さんが「恋に落ちた瞬間」について語っています。

それによると、きっかけは『終着駅』がヒットしたことで、奥村チヨさんの母親が大喜びして、浜圭介さんを自宅に食事へ誘ったことだったそうです。

浜圭介さんは、訪れる前に屋台でしたたか飲んでいたため、奥村チヨさんの家のソファで横になったのだそうです。

すると、奥村チヨさんが浜圭介さんの額に冷たいおしぼりをポンとのせたのだとか。

浜圭介さんは当時、結婚願望はなく、そのまま独身でいく心づもりだったそうですが、奥村チヨさんのこの行動でスイッチが入ったらしく、その後、2人は交際、結婚へと至ったということみたいですね。

それにしても、こういうエピソードを聞くと、人の縁というものは、本当に奇跡的なものだと改めて思わされますよね。

結婚後、奥村チヨさんは歌手活動を休止し、専業主婦となりますが、1980年にビクターから『せめてさよならは…』をリリースして歌手活動を再開しています。

また、浜圭介さんは作曲家として、以後も北原ミレイさんの『石狩挽歌』、八代亜紀さんの『雨の慕情』、桂銀淑さんの『大阪暮色』など数々の傑作を世に送り出し、2005年には多年に渡る功績が認められて紫綬褒章を受章しています。

なお、奥村チヨさんと浜圭介さんの間に子供はいらっしゃらないようです。

その分、今も週1回のデートは欠かさないそうで、現在に至るまで恋人同士のように仲の良いカップルのようですね。

以上、奥村チヨさんについてでした!