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村野武範さんの病気は中咽頭がん!陽子線治療で克服

村野武範さんは、2015年5月に首に小豆ほどの大きさのしこりに気が付き、診察を受けたところ、中咽頭がんのステージ4であることが判明しました。

医師からは「余命は聞かないほうがよい」と告げられたのだそうです。

ステージ4は、最も進行したがんで、

がんが臓器の壁を超えて、まわりの主要な血管などに浸潤しているか、離れた他の臓器へ転移している

出典:http://www.gan-info.com/20.html

状態です。なお、中咽頭がんのステージ4の5年生存率は66%程度だと言われているようです。

すでに深刻な状態でしたが、妻の麻美さんは諦め切れず、村野武範さんに治ってほしい一心で医師や医療機関を懸命に探します。

そして、東北地方の病院を見つけ出し、約1ヶ月半の間入院。陽子線治療を受けて見事がんを克服します。

陽子線治療というのは、水素の原子核である陽子を光速に近い速度でがん細胞に当てるものです。

従来型の放射線治療では患部以外の部分にも強いダメージがありますが、陽子線治療の場合は、他の部分への障害を減らしながら、患部にピンポイントで強い放射線を当てることができます。

村野武範さんは現在、転移や再発はなく、定期検査を受けている状態とのことです。

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村野武範さんが治療を受けた病院はどこ?

なお、現在日本国内で陽子線または重粒子線治療が受けられる病院施設は全国で13ヶ所とのことです。

南東北がん陽子線治療センター (福島県郡山市)
相澤病院 (長野県松本市)
筑波大学陽子線医学利用研究センター (茨城県つくば市)
国立がんセンター東病院 (千葉県柏市)
重粒子医科学センター病院 (千葉県千葉市)
群馬大学重粒子線医学研究センター (群馬県前橋市)
静岡県立がんセンター(静岡県駿東郡)
名古屋陽子線治療センター(愛知県名古屋市)
兵庫県立粒子線医療センター (兵庫県たつの市)
若狭湾エネルギー研究センター (福井県敦賀市)
福井県陽子線がん治療センター (福井県福井市)
がん粒子線治療研究センター (鹿児島県指宿市)
九州国際重粒子線がん治療センター (佐賀県鳥栖市)

この中で「東北地方」は、福島県郡山市の「南東北がん陽子線治療センター」のみであり、ここが村野武範さんが陽子線治療を受けた施設になると考えられます。

詳細はウェブサイトを御覧ください。
南東北がん陽子線治療センターのサイトはこちら

なお、陽子線治療は保険適応外のため、約300万円ほどかかるようです。

ただし、各保険会社の先進医療特約付き保険で上限付きでカバー可能とのことですので、村野武範さんはもしかしたら保険を利用されたのかもしれません。

「死の宣告」とも言われるがんのステージ4を克服できるなんて、近年の医療技術の進歩は本当に目覚ましいものがあります。そんな適切な治療法を探し当てた麻美さんも、大手柄ですね。

以上、村野武範さんについてでした!