ジョン&マキさんという「さかさま・逆転」夫婦がザ・ノンフィクションで取り上げられます。

性的なマイノリティであるという境遇、迫り来る老い、これら逆境に立ち向かうお二人の姿を私たちは目の当たりにすることになります。

そのジョン&マキさん、どんな方たちなのか、その結婚のありように興味があったので調べてみました。

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ジョン&マキさん

ジョンさん

名前: 宮本佳枝(旧姓:吉田)
出身地:群馬県前橋市
学歴:伊勢崎市立女子高等学校全日制普通科卒業

マキさん

名前:宮本昌樹
出身地: 茨城県水戸市・那珂湊市(現在・ひたちなか市)
学歴:早稲田大学教育学部卒業

戸籍上はジョンさんが女性でマキさんが男性です。

そのためか、結婚後の姓は律儀に?戸籍上の男性であるマキさんのものになっているところが、興味深いと思いました。

ジョン&マキさんの「逆転結婚」

ジョンさんとマキさんの馴れ初めは、ジョンさんの経営していたパブに、マキさんが最初ゲストとして訪れていたことから始まりました。

以後二人は人三脚で、飲食店をはじめ、様々な職種を転々としながら、やがて「友情結婚」を果たします。

「逆転夫婦」第一号となったジョン&マキさんのカップルは、一躍有名になり、さまざまなメディアに取り上げられるようになります。

お互い、性的に少数派で、通常の恋愛は難しく、また、たとえ恋人が見つかっても結婚は法律上不可能ということで、「お互いを支え合う」という意味での「友情結婚」という選択肢を取ったわけですね。

新しいカップルの形を示してみせたという点で、お二人の貢献はとても大きいものです。

とは言え、現実は厳しく、友情結婚に至るまでも、至った後も、様々な葛藤があるようです。

詳しいことはジョン&マキさんのホームページに詳細が書かれています。

ジョン&マキさんのホームページ
http://www5e.biglobe.ne.jp/~johnmaki/

何と言うか、どのような傾向を持つにせよ、人が加齢とともに抱える悩みや不安は共通なんだな、と思いました。

ただ、ジョン&マキさんの場合は、それに加えてマイノリティとしてのさまざまな社会的障害や葛藤があるわけで、それを乗り越えて、明るく前向きに生きようとしているその姿には、心を打たれないわけにはいきませんでした。

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ジョン&マキさんが背負ったもの

ところで、ジョン&マキさんのホームページを見ていて、気になった表現が一つだけありました。

それは、ご自分たちの性的な傾向について「一生治らない」と表現していたところです。

たとえば、生まれ持った顔立ちや体型について「治る」「治らない」という表現をすることは普通ないですよね。

個人的には、堂々と胸を張っていればよいと思いますが、やはり偏見を持っている人も少なくなく、そういう圧力を常に感じながら生きてきたのでしょうね。

他人事だからこんなことを言ってしまうのかもしれません。実際当事者になったら、今の日本のような環境で「堂々と胸を張る」のは、尋常じゃない心臓の強さが必要なはずです。

ジョン&マキさんの境遇というか、大変でつらいことが多かったのだろうなあ、と想像せずにはいられませんでした。

それと同時に、たとえばテレビでマツコ・デラックスさんやミッツ・マングローブさんのような方たちを、何も考えずに「この人面白いなあ」と能天気に見ていた自分を少し振り返ってしまいました。

とは言え、人は誰でも、ある側面においてはマイノリティで、そのマイノリティさにおいて「孤独感」や「理解されなさ」を感じているわけなので、結局人はみな同じなのかな、とも思いました。

もっとも、こういう考え方は「理解が足りない」のかもしれません。

何と言っても、人間にとって「性」というものは特別で、そのことで通常とは異なる、ごく少数派に属するというのは、やはり想像を絶するものなのかもしれないからです。

普通の人が普通に持つ普通の悩みと同列に論じるのは、ジョン&マキさんをはじめとする、性的マイノリティの方々に失礼なのかもしれません。

いろいろ考えてしまいましたが、よい機会でした。

ジョン&マキさんには、悲しみを抱えながらでも、これからも前向きに精一杯生きて、その姿を私たちに見せ続けてほしいなと思いました。