がっちりマンデーやクロスロードなどで取り上げられるなど、話題のゆるキャラの「母」加納ひろみさん。

くまモンやみやざき犬などのゆるキャラを数多く手がけてきた、加納ひろみさんの経歴やそのアイデア力の源泉は何だったのでしょうか?

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加納ひろみさんのプロフィール

名前:加納ひろみ(かのう・ひろみ)
出身地:宮崎県

加納ひろみさんは、宮崎県生まれ。

最初は旅行会社に就職し、ニューヨーク支社にも赴任するなど、世界を股にかけて活躍していました。

しかし、35歳の時に離婚。シングルマザーとして苦労する日々が続きました。

シングルマザーに厳しい環境だった日本社会では、なかなか職が見つかりませんでしたが、そこで出会ったのが現在の夫・キグルミビズ社長の加納雄一さんでした。

当時加納雄一さんは、一人親方のような形で、造形作家として会社を運営していましたが、売上が伸び悩んでいました。

そこで加納ひろみさんのアイデアで、大型の造形物の製作を、思い切って「きぐるみ」製作に特化するようにしました。

すると、すぐに注文が入り、それからはひっきりなしに受注し続ける状態になったのだそうです。

と言うのも、当時ちょうど「ご当地キャラ」「ゆるキャラ」がブームになり始める頃だったのですね。

加納ひろみさんのアイデア力に加え、時代も味方して、現在のキグルミビズの発展があったのですね。

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加納ひろみさんの手腕

もちろんアイデアや運だけでは、ビジネスとして継続・発展することはできません。

加納ひろみさんは工場長として、次々と職場環境や制作態勢の整備に取り組みます。

まず、社員ですが、社長の加納雄一さん以外、すべて女性、しかも大半が既婚で子持ちの「お母さん」なのです。

彼女たちの大変さを骨身にしみて分かっている加納ひろみさんは、社員たちが母親としての役割も十分に果たせるようにと、午後5時には帰れる、そして有給もしっかり取れるという、理想的な職場環境を提供しています。

女性社員たちは、その快適な職場環境には非常に満足し、楽しんで仕事をしているようです。

また、加納ひろみさんは、その「お母さん」でもある社員たちの強みも、見事に引き出すことに成功しています。

「お母さん」ならではの気遣いや細やかさが、きぐるみの随所に施されるようになったのですね。

たとえば、きぐるみの体で、子供たちが抱きついてくる部分だけ特に柔らかくしたりしました。

子供に愛情をかけ、子供の習性を知り尽くしているお母さんならではの工夫ですよね。

その気遣いの対象は、子供たちだけに限りません。

きぐるみの足を、従来のスニーカーではなく、かかとにくぼみを作った特別なスリッパに変えたり。

さらには、きぐるみの厚さを薄くして内部の空間を広げたり、銀系光触媒コーティングを施してニオイを軽減したり、ファン(扇風機)を取り付けたりなどして、中の人が快適に過ごせるようにする工夫も抜かりがありません。

そのおかげで、地元・宮崎県のご当地キャラ「みやざき犬」は軽快なダンスが自在に踊れるようになり、「ゆるキャラダンス選手権」第1回、第2回と連覇する原動力となりました。

こちらがそのダンス動画です。

この3兄弟は「ひぃ、むぅ、かぁ」というそうです。宮崎県の古称である「日向」(ひむか)のことでしょうね。

今では「ふなっしー」など、軽快な動きのできるゆるキャラはよく見かけるようになりました。

そして、それが加納ひろみさんたちのアイデアや気遣いに基づく、余念のない商品開発の努力の賜物だと知ると、本当に感銘する他ありません。

やや落ち着いてきたとは言え、これからも当分続きそうなゆるキャラブーム。

かわいいキャラクター(くまモンをはじめ)を見るたびに「ああ、キグルミビズで作られたのだろうなあ」と加納ひろみさんをはじめとする製作者のことに思いを馳せることになりそうです。