スゴワザ!のドイツ代表の名大工アクセル・ヴェラーさん。

「継ぎ手の強度対決」でその腕前を披露してくれます。

アクセルヴェラーさんは、どのような人なのか、その経歴や家族、仕事や作品などについて調べてみました。

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アクセル・ヴェラーさんのプロフィール

名前:アクセル・ヴェラー
出身地:ドイツ・ザクセン地方のホイヤースヴェアダ(Hoyerswerda)
生年月日:1968年8月17日

上はアクセルヴェラーさんのフェイスブックのプロフィール写真です。

自分の顔写真とかではなく、斧と手を映しているところが、とても職人然としています。

家族のことなど、調べてみたのですが、一切出てきませんでした。

フェイスブックにも、「carpentry only by traditional hand-tools」(伝統的な手作業の道具のみを用いた大工仕事)とそっけなく書かれているだけで、家族だとかプライベートだとかは一切書かれていませんでした。

生粋の職人気質のようです。

アクセルヴェラーさんは、1968年にドイツのザクセン地方東部のホイヤースヴェアダというところで生まれました。

学校教育を修了後、1985年からホイヤースヴェアダにて大工見習いとして就職します。

わずか2年後の1987年には、大工、木彫家として独立。

1990年以降は、ドイツのみならず、ヨーロッパ各国における木造の建築物、ボート、水車、風車等を、その培った伝統建築技術により、数多く建造します。

1999年からは、ヒマラヤに住み、インド、ネパール、ブータンにて、当地の伝統的木造建築・木彫技術の習得。

さらに、建築の研究者の元で線画を修行し、学術的プロジェクトの研究・調査・記録に従事します。

2002年にはミャンマーに赴き、現地の建築家・木彫家のもとでさらに修行を積みます。

2002年にドイツに帰国後は、大工・指物師・木彫家として、ヨーロッパ各国を舞台に活躍しています。

2004年と2006年には、短期に日本に滞在、宮大工のもとで伝統建築技術を学びます。

以後、ヨーロッパの旧い文化財的建築物の修復作業にも従事するようになりました。

このように見ると、アクセルヴェラーさんは、本当に日本人の職人に通じる「この道ひとすじ」の職人魂を感じる人物であることが分かります。

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アクセルヴェラーさんの仕事

ヨーロッパの文化財的建築物の修復?と思われる作業風景です。

なんか、階段がすごいことになってますね。

こんなかわいらしい線画もあります。

伝統建築の線画による学術的記録に携わっていたので、もしかしたらそのデザイン(に影響を受けたもの)かもしれません。

西洋は「石の文化」、日本は「木の文化」と言われたりしますが、西洋にもこれほど高度な木造の技術があったのですね。

その技術の伝統を受け継ぐアクセルヴェラーさんのような存在は、(日本でもそうですが)本当に貴重だと思います。

スゴワザで日本人の名工・梅村哲夫さんと対決しますが、正直「どちらにも勝って欲しい」気がします。

以上、アクセルヴェラーさんについてでした。

梅村哲夫さんについてはこちら

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